無縫製でつなぎ合わせたレザーシート“新しい革”へのチャレンジ。
長尺の革紐を作る際に、革のつなぎ目同士を削ぎ落とし、
フラットな状態につなぎ合わせる技術のこと。
yesは、この技術にアレンジを加え、2次元的に革パーツをつなぎ合わせ、
見たこともないレザーシートへと変化させました。
"SUKI-TUGI"の取り組みは、約40年間、革紐づくりに情熱を注いできた「ハシモト産業」と、
革の可能性を模索し続ける「yes」との新たなチャレンジです。
第一弾の"SUKI-TSUGI"シリーズでは、部位によって変化する革の表情、
また独特なしなやかさと軽さを生かして、大型のトートバックから
手軽に持ち歩けるクラッチバックまで、幅広いラインナップを揃えました。
内生地には「壱等雲斎(いっとううんさい)」を採用。
「雲斎織り」とは、かつての備前の人、雲斎が創始した綿織物の技法で、
その足に沿うしなやかさと、何度洗っても型くずれしない丈夫さから足袋の底布として使われ、
用の美にこだわる江戸の人々に長く愛されてきました。
しかし現在では、安価な生地に変わり、雲斎織りは市場から姿を消してしまいました。
この先人の技法を研究し、現代へ復刻させたのが岡山の老舗帆布メーカーである「タケヤリ」。
シャットル織機で限界まで密度を入れ、織り上げた生地に繊細な起毛をかけることで
「壱等雲斎」として復活させました。
上質な麻の風合いを生かした、オールシーズン使えるリネンプロダクト
上質な麻の風合いを生かした、強く、やわらかく、しなやかなマテリアル『コットンリネン』。
緯糸にフレンチリネン、経糸には江戸後期に開発され地下足袋などに使われてきた
壱等雲斎(いっとううんさい)という綿織物と同じ糸で織り上げています。
麻のナチュラルな風合いを生かし、太い糸を高密度に撚った強撚糸を交差させることで
強く、やわらかく、しなやかな素材が生まれました。
近年では革新織機で織られることが多いリネン素材ですが、手織りに似た風合いや独特の密度は、
岡山の老舗帆布メーカー「タケヤリ」の昔ながらのシャットル織機でしか表現することができません。
比較的夏のイメージが強いリネン素材ですが、「Yes」では内張りとの二重構造やレザーハンドル、
間口の広い上部ファスナーなどのディティールを追及することで、
様々な用途で、またオールシーズン使っていただけるアイテムに仕上げました。
やわらかく丁寧に織り上げた、オリジナル一号帆布のプロダクト
「身体に馴染む素材」をコンセプトに開発された一号帆布・COTTON DUCK。
糸には手触り、強度、発色性に優れた日本糸を採用し、厚みを残しつつ
柔軟な素材にするために、極限まで糸の打ち込みを粗くし軽量化に成功しました。
また、昔ながらの"シャットル織機"でじっくり時間をかけて織られているため、
自然な膨らみと暖かみのある質感に仕上がっています。
yesのCOTTON DUCKシリーズでは、この素材の特徴を生かし、大型のバックに仕上げました。
中に入れる荷物に応じてフォルムが変化し、使うほどに身体にフィットするバッグは、
さまざまなシーンで活躍するアイテムです。